ふしぎ工房症候群 朗読CD EPISODE7「妹の遺言」

  • 发售日期: 2005-11-18
  • 价格: ¥ 2,100
  • 录音: cosmic☆factory
  • 碟片数量: 1
  • 艺术家: 岸尾大輔
  • 发行商: cosmic☆factory

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僕が小学校6年生で妹が5歳の時、両親が離婚した。
母親は僕たちを育てる為に必死に働き、ある日、過労で倒れそのまま帰らぬ人となった。
僕たちは遠い親戚に預けられたが、満足に食事も与えてもらえず、中学を卒業するまでの辛抱と自分に言い聞かせ、妹と二人、肩を寄せあい耐え忍ぶ毎日を送っていた。
ある日、妹が作った不格好なおにぎりを食べている僕をあざ笑った不良連中を前に、それまでたまっていた不満が一気に爆発した。気づいたら目の前で不良どもが倒れていた。
それからの僕は人が変わったように暴力で人を支配することを覚え、いつしか不良連中のリーダーとなっていた。盗んだ金で妹に好きな物を買ってやった。ただ妹の喜ぶ無邪気な顔を見たいがために……
ある晩、警察に追われて家に逃げ帰った僕を、ひたすら門の前で待ち続けている妹がいた。
妹をひとりぼっちにさせていることにようやく気づいた僕は、そのまま二人して家を出て、あてもなく夜の街をさまよい歩いた。
もう行き場所がない……妹をおぶさり、夜の川へ飛び込んだ。「苦しい!」妹のひとことで僕はようやく自分の過ちに気づく。妹の体温が急激に下がっている。
ずぶ濡れの妹を抱きかかえ、夜の街をやみくもに走った。僕は「ふしぎ工房」と書かれた看板の家に飛び込んで叫んだ。
「お願いです。妹を助けて下さい!!」
それからの僕たちは、「ふしぎ工房」の老人のすすめで出会った老夫婦に世話になることになり、一度は幸せが訪れたように見えたが……
ある日突然、妹が倒れ、白血病で余命半年と宣告された──
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