恋がヘタでも生きてます

ep.1 キスとマグロ

时长: / 首播:2017-04-06
スマホゲーム会社「バスキア」で恋愛ゲームのプロデューサーを務めている茅ヶ崎美沙(高梨臨)は、仕事一筋でバリバリのキャリアウーマン。しかし、プライベートでは何故か2か月以上、恋愛が続かない恋ヘタ。美沙とマンションで同居している親友の榎田千尋(土村芳)。結婚して奥さんになることが夢である彼女には4年付き合っている彼氏がいた。「美沙、このままだと老後は一人だよ?」「うるさわいね。別に恋なんかしなくたって死にゃあしないわよ!」
翌朝、公園でジョギングしていた美沙のもとへ一匹の犬が。「すいません!リードが外れちゃって」駆け寄ってきた一人の男(田中圭)。「こいつ美人には目がないんです」《犬を使うなんてベタすぎ》とナンパを疑う美沙。さらに、つまずいて倒れかけた美沙を抱きとめる男。《ベタの最上級》と思いながらも美沙は動揺する。「じゃあ、また明日」と笑顔で手を振る男。「……明日?」
その日、出勤した美沙は社長の日下部慎太郎(寺脇康文)から呼び出され、社長引退と後任人事の相談をされる。ついに自分が社長!?と嬉しくなる美沙。
「結婚してくれる?」千尋は彼氏である時藤仁(長田成哉)から念願のプロポーズをされる。婚約指輪を渡され、涙ぐむ千尋。
翌朝、ジョギングしていた美沙は、昨日の男と再会する。話を聞くと、彼はニューヨークから最近日本に帰ってきたばかりだという。自然と社長昇進の話をしている美沙。「仕事の話をする時、とても楽しそうだね」「仕事に関してはスゴイ欲張りなんです」「僕も、仕事でもプライベートでも欲しいものは絶対手に入れたい」とまっすぐに美沙を見つめる男。《え?何この雰囲気?》「もっと君のことが知りたい」戸惑う美沙。「僕は雄島佳介。年は33歳。彼女なし。犯罪歴なし。それで今は…気になる人がいる」突然美沙に顔を近づけ、唇を重ねてくる佳介。「仕事頑張って、またね」と去っていく佳介を呆然と見送る美沙。《今、何が起きたの!?》
キスの事が気になり、会社でも上の空な美沙。そこに日下部社長がやってきて「新社長を紹介します」と言い出した。「え、今?」緊張が高まる美沙。そこへ、一人の男が入ってきた。驚き固まる美沙。「アメリカから来ていただいた雄島佳介くんだ」現れたのは、なんと佳介。突然やってきた見知らぬ男に、唇も社長昇進も奪われた美沙。一同が拍手する中、美沙はいたたまれず出て行く。追いかけてきて美沙の腕をつかむ佳介。「気安く触らないで!これからは上司と部下です!」「うん、よろしくね」微笑みかける佳介を睨む美沙。
仕事を終えた千尋は仁のマンションに向かっていた。合鍵で部屋に入ると、寝室のベッドに裸の仁と女の姿が。その女は、なんと千尋の後輩である受付嬢の桜井理佳子(内田理央)だった。
スーパーの袋を落とし部屋を飛び出す千尋。慌てて服を羽織りながら追いかける仁。泣きながら走ってきた千尋は、迷いながらも婚約指輪を池に投げ捨ててしまう。 「美沙―!」家で泣きながら美沙に抱きつく千尋。「あんの最低男、ぶっ殺す!」話を聞いた美沙は怒り心頭で、別れるよう促す。しかし、千尋は「いいの、きっと私にも悪い所があったんだよ」「は?浮気したのは向こうでしょ?」「そんな簡単な話じゃないの…4年も一緒にいたんだもん」「…あたしだって6年間頑張ったんだよ」社長の座を奪われた話を切り出す美沙。「あたしたち男と戦わなきゃ!」「敵ってことはないと思うけど」性格も考え方も正反対の2人。
翌日、美沙のデスクへやってくる佳介。「茅ヶ崎くん、あとで予算書持ってきて」「は?それは私が管理してますので」「予算のことも全部把握しておきたいんだ。頼むね」納得のいかない美沙を見て、ヒソヒソ言い合う他のスタッフたち。「茅ヶ崎さんに命令した。」
受付で理佳子と一緒になる千尋。すると、理佳子が突然切り出してきた。「あたし謝りませんよ。彼とは体だけだから安心してください」「…」「先輩ってマグロなんですね。4年間もつまんないSEXしてたら、そりゃ浮気されてもしょうがないっていうか」耐えられずに席を立つ千尋。
千尋が帰宅すると、家の前に仁が。「ごめん!二度としないから」と土下座しながら謝る仁。
一方、美沙は相変わらず佳介に冷たい態度で接していた。イライラしていると、部下の柿谷真吾(小関裕太)から誘われ飲みに行くことに。飲んでいると千尋から電話が。「今日、仁くんの所に泊まるから」「は?浮気男と仲直りしたってわけ?」あきれ返った美沙は、真吾に愚痴を言う。しかし、仕事の弱みは絶対に見せない美沙に真吾はつぶやく。「…見せて下さいよ、弱い所」
 翌日、美沙の同僚でプログラマーの橋本司(淵上泰史)が、ゲーム雑誌の編集長・前島耕一と公園でジョギングをしていると、網を持った千尋の姿が。そのまま池に入っていく千尋。悲鳴が聞こえ司が池のほうを見ると、千尋が溺れていた。急いで池に飛び込み、助けに向かう司。
休日出勤をしていた美沙。そこに佳介が近づいてきて、昇進のチャンスを奪ってしまったことを謝ってきた。「そんなこと、どうでもいいです」「じゃあキスしたことを怒ってるの?」佳介を睨み、去って行こうとする美沙。「僕は君と真剣に付き合いたい」「あなたのことよく知らないし」「これから知っていけばいい」と顔を近づける佳介。「ちょっと!ここ会社!」と慌てて押し返す美沙。すると、美沙の携帯に電話が。なんと千尋が救急車で病院に運ばれたという。急いで病院に向かう美沙。残された佳介は元社長の日下部からの電話を受ける。「どうかね?茅ヶ崎くんは?」「まだスタートしたばかりなので」「彼女さえうまく使えば、あとはやりやすくなるはずだよ」「……ええ、そうですね」微笑む佳介。

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#1 - 2017-4-7 00:04