「お前が雌だったら、確実に俺は妻にもらっていたな」——ヴェドリック(宮野真守)に向かってきわどい求愛の言葉を投げかけてくるのは、銀の森の事件以来、たびたび教会を訪れては酒を飲む間柄になった人狼の長・サーシャ(速水奨)。その彼が突然魔界の審問官に連れ去られ、「煉獄」——天獄と地獄の間、「どこにもない場所」であり「どこにもある場所」に囚われてしまった。サーシャを救うため、ヴェドリックたちは煉獄の管理者・大悪魔と相見える。神父と悪魔と……おまけの天使に夢魔の少年。彼らが知る「真実」とは!?
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