センチメンタル・リーズン

日本一のインテリアデザイナーであり、業界トップの森嶋和也は、ある日、恋人から一方的な別れを突きつけられる。昨日までは素振りも見せなかったのに、急に荷物をまとめて出て行ってしまった。その際の一言。「お前とやると眠い」それまで自分が世界で一番できる男だと思い込んでいた森嶋。ひどくプライドに傷つけられた彼は、その衝撃でインポになってしまう。いくら頑張っても立ち上がらない森嶋のムスコ。結局、森嶋はポジション・チェンジを試みることにして、自分の好みにぴったりと合う男を捜すべく会社を転々とする。しかし、身長184センチの森嶋を抱いてくれる男はなかなか見つからず。そんな半分諦め気味の森嶋が七番目に選んだ会社は、社長がヤクザ出身だと噂される㈱イモテップだった。顔も出さないヤクザ社長の下、ずっと仕事ばかりする森嶋。契約期間が終わり、更新の話しを持ちかけてくる専務に「この会社は、自分のタイプの男が一人もいません」と声を荒げて堂々と会社を立ち去る。だがその瞬間、身長190センチにも達する長身で顔も立派な好青年がドアを開けて入ってくる。来週からインターンシップで働く事になった長谷川。長谷川に一目惚れした森嶋は即効で「契約更新、お願いします!」と声を張り上げるが…