円谷英二の卓越化―特撮の社会学 小说

  • 出版社: ナカニシヤ出版
  • 价格: ¥3,080
  • 发售日: 2023-03-15
  • 页数: 306
  • ISBN: 978-4779517204
  • 作者: 真鍋公希

推荐本条目的目录

    / 更多目录

    谁读这本书?

      「特撮」はどのように生まれたのか?

      円谷英二はなぜ、どのように「特撮の神様」になったのか? 広く資料を渉猟しながら、ゴジラやウルトラマンの「生みの親」と呼ばれる円谷の「卓越化」の過程を問い、その社会的背景へと迫る!

      内容:円谷英二はなぜ、どのように「特撮の神様」になったのか。これが本書の中心となる問いである。[…]分析の俎上に載せられるエピソードのほとんどは、すでにファンのあいだではよく知られたものである。その意味で、本書は円谷に関する新たな「事実」を提示するものではない。だが、視点が変われば同じ対象も異なって見える。ちょうど、特撮の映像が本当の街並みに見えることもあれば、ミニチュアに見えることもあるように。それと同じく、本書では周知の「事実」を社会学の視点から論じることで、そこに潜在する新たな意味を見出していきたい。(「まえがき」より)

      真鍋公希(まなべ こうき)
      1993年香川県生まれ。関西国際大学講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。社会学(文化社会学)

      主な内容

      第一章 円谷英二の謎

      一 社会学的な観点からの特撮論
      二 演出/制作における円谷の特徴
      三 「特撮の神様」への道

      第二章 場の理論という視座

      一 基本概念と思想的背景――分析視座としての場の理論(一)
      二 理論の特性――分析視座としての場の理論(二)
      三 場の理論と経験的な知見

      第三章 円谷英二の歩み

      一 円谷英二の略歴
      二 執筆記事の量的内容分析

      第四章 キャメラマンから特撮技師へ 卓越化の過程(一)

      一 円谷英二のハビトゥス
      二 物語からの特撮の自立化 
      三 映画場の構造

      第五章 特技監督の確立 卓越化の過程(二)

      一 円谷の作者化
      二 自立化する特撮
      三 日本映画の黄金期

      第六章 映画産業の斜陽化への対処 卓越化の過程(三)

      一 資本の運用
      二 健全さへの準拠

      第七章 技術解説の影響 知覚規範の形成

      一 特撮を見る経験と技術解説記事
      二 二つの「空白」とその補完

      第八章 円谷英二の遺産

      一 議論のまとめと問いへの答え
      二 遺産の継承

      付録 一九五〇年代後半の「作品の空間」の描出

      一 場の理論における「作品の空間」概念の位置づけ
      二 方法とデータ
      三 分析結果と軸の解釈
      四 第五章の論拠について
      more...

      评论

      讨论版

      吐槽箱

      更多吐槽 »