眠り姫の憂鬱とかつて子供だった護り人たち～蜂蜜漬けの加虐～

【概要】
意に添わぬ罵声や暴力のない、「プレイとしての」穏やかな溺愛SM作品です。
スパンキングや緊縛、目隠し、イラマチオや首絞めなどがありますので、体験版の脚本全文からいけるかどうかを確認してください。
※トラック4が『眠り姫の憂鬱』の一部再録となっております。

【あらすじ】

　25年の眠りから目を覚ましたヒロイン(あなた)は、かつて孤児院で自分に思いを寄せていた少年・ヴィスクと再会を果たす。
　眠り続けるあなたのことを、二十五年間、ずっとそばで守ってきたのだと――。

　ヴィスクの人生を奪ってしまったことを悔い、罪悪感を抱いていたあなたのところに、1人の男が現れる。

　あなたを25年の眠りから目覚めさせた男。
　にもかかわらず、ヴィスクがあなたから遠ざけた男。
　二十五年前、孤児院の子供を標的に傍若無人の限りを尽くした、
　尊大で我儘な貴族の少年――。

「ヴィスクは常軌を逸している。私はあなたをさらいに来たんだ。私の養子に入り、私の娘として過ごしてほしい」

　25年の歳月で、穏やかで礼儀正しい男性に成長した少年・グロウの言葉に、ヒロインの心は揺れるが、ついにグロウとともに孤児院を去ることを決める。
　そこで待っていたのは、疑似的な親子としての、とけるような溺愛の日々だった。

　だがある日ヒロインは、グロウの病的な加虐衝動について知ってしまう。
　グロウは毎日、毎夜、愛する者を傷つけたい衝動と戦い、苦しみ、もがいているのだ。

「どうか、怖がらないでくれ。あなたを傷つけようとは思わない。何も気づかなかったことにして、今まで通りでいてほしい」

　弱々しく震える声で差し出される懇願を、あなたは優しく退ける。
　少し痛いくらいなら、少し苦しいくらいなら――それでグロウの苦痛が少しでも和らぐのなら、我慢してみてもいい。

　その選択は正しかっただろうか。
　あなたは、深い愛の中で与えられる苦痛に耐えられるだろうか――。