愛を綴る 游戏

ある作家と助手を描く、ホラーチック探索ノベル

助手の傍には、常に作家がいた。
路傍の石と同等に捨てられた幼い自分を拾ってくれたのは、その人。
衣食住はもちろんのこと何不自由ない生活を自分に与えてくれるのは、その人。
今も変わらずに自分をかわいがってくれるのは、
ただの赤の他人である、その人。
命の恩人であり、家族の代わりであり、
唯一の支えである作家に、助手は思いを募らせる。
そうして、綴ることにした。

精一杯の愛を。