赤月帝国の大将軍テオ・マクドールの一人息子のティルは、なに不自由なく暮らしていた。だが、近衛隊に配属され、ロックランドに赴いたティルは、赤月帝国軍の汚い部分ばかりを目にし、信頼していた祖国に疑問を感じる。やがて親友のテッドが、宮廷魔術師・ウィンディの手先に連行された。ウィンディは、テッドが手に宿した“ソウルイーター”の紋章を狙っていたのだ。逃げられないと悟ったテッドは、ソウルイーターをティルに託す。紋章を受け取ったティルは、反逆者の汚名を着せられて帝国を追われるが…。大ヒットゲーム『幻想水滸伝』の小説シリーズ、いよいよ開幕。
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