アリシア・トレドス

教会のシスター。愛と忍耐について説く、ゲリラの兵士達の精神的支柱。
内面での宗教的な理想はかなり高く持っているのだが、あまりそれを表には出さず、表面的には穏やかに周囲の人々に教えを説く。政治的な情勢についてはある程度承知していて、ゲリラ内部の派閥争いの事情についてはもしかするとグレイスよりも鋭敏に察しているかもしれないが、そのようなことに関わったり意見を表明することは避けている。自分の使命は組織の末端にいる兵士や協力者達に理念の道を指し示すことだと考えている。神を信じて正義をおこなえば、必ず報われると。ただし理想の道を言葉にして説教することは少なく、あくまでもその信念は自分の心の中に固く秘めている。周囲の人間に対しては、平和と正義と仲間を愛すること、自分のおこないを正しくすること、どのような苦難にもくじけないことを、穏やかに諭し、励ますのみである。大義を失うようなゲリラ活動には反対で、脅迫、金銭の搾取、無差別な破壊工作、無関係の市民を巻き込むことなどには強く抵抗を示す。