お兄ちゃん

妹の為なら何でもやる、妹第一主義のお兄ちゃん。
妹と一緒に暮らすため、都会を捨てて空気が綺麗なド田舎の一軒家に妹と引っ越してきた。

若くして母は他界し、以来妹と二人暮らし（実質一人暮らし）をしてきた。
父は一度か二度会ったことがあるほぼ他人、その仕送りがあまりに不定期だったため何度も貧乏を経験している。
おかげで何でも自分でやる事を覚え、中卒でなんでも修理屋をして生計を立てていた。

そんなある日父が亡くなり、節約すれば一生暮らせる程度の遺産が転がり込んでくる。
妹の面倒を一生見ることを条件にした遺産相続だが、当人にしてみればあまりに当然の事なので気にもしていない。