【ホムンクルス娘】ラプルム

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    ホムンクルスとは著名なアダルト漫画家……ではなく、錬金術における「完璧な生命」として生み出された人造人間で、ある意味ではゴーレムのご同輩。
    名の意味はラテン語で「小人」を意味し、「フラスコの中の小人」と表現される事もしばしば。
    ルネサンス期の著名な錬金術師であるパラケルススがその原理を提唱し、製造方法を自身の著書「De Natura Rerum」に記した。
    原料は「人間の精液、馬糞、藁や薬草のような植物」とされ、それらをフラスコ内で混ぜ合わせ数十日もの間ゆっくりと熱する。
    そうすることで上記の混合物が変質してモヤがかった透明な人型となっていき、人間の血液を少しずつ与えていく事で人間の見た目へと変わるという。
    特殊な方法で生み出された人造人間であるがゆえに生まれながらにありとあらゆる知識を持っており、主人の問いかけに何でも答えられる程には頭が良いとされる。

    創作においてはもっぱらファンタジー的人造人間としてホムンクルスの名前が用いられやすい。科学的に作ればクローンやアンドロイド、魔術的に作ればホムンクルスといった感じ。
    錬金術の要素も取り入れて「賢者の石が心臓代わり」だとか、「賢者の石が無いと作れない」といった表現もされがちである。
    そして「生まれながらにして博識」「魔術で作られたので魔術に秀でる」「短命」といった属性もよく付けられる。

    日本ではTYPE-MOONの伝奇作品『Fateシリーズ』に登場する「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」や「ジーク」が有名だろうか。彼らには上記の「魔術に秀でる」「短命」等が当てはまる。
    また、錬金術師要素を入れれば荒川弘の漫画作品『鋼の錬金術師』に登場する「お父様」と七つの大罪に因んだ7体のホムンクルス達も有名であり、ほぼ全員が体内の賢者の石を利用した様々な奇跡を起こす力を持つ。
    特に「お父様」は本来の姿は小さな黒いモヤと言ってもよく、生まれた場所は原典通りフラスコの中で、自ら「フラスコの中の小人」と自称していた。
    変わり種を挙げると、山本英夫の漫画作品『ホムンクルス』もある。
    この作品には違法な脳改造手術を受けた主人公が、目に映る人間の深層心理を具現化した怪物を目視できるようになってしまうという内容で、彼が見る怪物や歪んだ世界を「ホムンクルス」と呼称した。
    恐らく「何にでも答えられる」「真実を教えてくれる」というホムンクルスの特徴に因んだものと思われる。

    名前のラプルムは、スペイン語で「羽」や「ペン」を表す"la pluma"から来ていると思われる。
    また、錬金術やホムンクルスと縁が深い「賢者の石」を意味する"lapis philosophorum"のもじり説もある。

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