嵐を呼ぶ船長という勇ましい触れ込みの、白子の痩せこけて目ばかりがぎょろぎょろ大きい小娘。
船長だと名乗りながら、普段はどうにもおつむが可哀相な状態にあり、全く船長らしいところがない。
ところが気圧が大幅に下がると、脳の回路がかちんと繋がって、神がかった知性と掌握能力を見せるようになる。
ところが船員達は皆、船長のスイッチが入るから嵐になるのだと真逆に信じており、彼女が感謝されることは一切無い。
「痛いのヤだよう。クロが嵐呼ぶんじゃないよう。ぶたないで蹴らないで、船から落とさないで」
船長だと名乗りながら、普段はどうにもおつむが可哀相な状態にあり、全く船長らしいところがない。
ところが気圧が大幅に下がると、脳の回路がかちんと繋がって、神がかった知性と掌握能力を見せるようになる。
ところが船員達は皆、船長のスイッチが入るから嵐になるのだと真逆に信じており、彼女が感謝されることは一切無い。
「痛いのヤだよう。クロが嵐呼ぶんじゃないよう。ぶたないで蹴らないで、船から落とさないで」