シザンサスと月夜に踊る 游戏

～ ハイランド帝国領における初夜権謙譲の慣習について ～

古くは大陸全土に慣習としてあった初夜権謙譲の慣習。
現在では、領内に隣国と接した隔壁を擁する国境領においてのみ、領令義務として課せられている。
大陸全土に現在の国ほど大きな規模のまとまった集団がなく、
各地域の領主が自らの富と力で土地と民を守っていた頃の慣習。

領下に婚儀を迎える家の新郎が自らの新婦を領主に一晩さしだす、というものだ。

加えて、現在のハイランドにおいては、新婦を差し出した新郎の元に
領主の寵姫を一夜の慰みとして贈る事も取り決めとして定められている。


が、ハイランド南部境界領メロヴィ城砦街の主、キメラ候は、これをあんまり厳守してない。