後宮の烏 (7) 小说

  • 出版社: 集英社
  • 价格: ¥660
  • 发售日: 2022-04-21
  • 页数: 224
  • ISBN: 978-4086804417
  • 作者: 白川紺子

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    寿雪は千里と之季の安否を知るため、そして烏の半身をさがすため、界島へと向かっていた。
    しかし寿雪一行が界島の対岸の港まで到着すると、海底火山の噴火が続いていて島へは渡れなくなっていた。
    噴火している海域は楽宮の海神の縄張りが複雑に入り組んでおり、海が荒れていたのも噴火も、烏の半身や鼇の神が海神を刺激したせいだった。
    そこで寿雪たちが出会ったのは、花娘の父である海商・知徳だった。花娘からの文で寿雪について知っていた知徳は、噴火さえ収まれば舟と水手を貸すと約束してくれた。
    一方、界島では白雷や海燕子に助けられた千里と之季、楪が海商・序家の屋敷で介抱されていた。
    千里はまだ意識を取り戻さないものの、昭氏の薬草で快方に向かっている。
    白雷は烏の半身である黒刀を前に考え込んでいて……?
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