時は戦乱渦巻く永禄六年。所は信濃の木曽山脈。
目と鼻の先にありながら長年接触を拒み続ける、キとフセガミという二つの里があった。
キの若き首領である鍔倉千雅也(つばくら ちかや)とフセガミの首領の息子、矢車野分(やぐるま のわき)。対立する二つの里の青年達は、とあるきっかけから言葉を交わす。
二つの里の融和という共通の目標を掲げた二人は、時とともに本物の兄弟のように絆を深めていくが……
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目と鼻の先にありながら長年接触を拒み続ける、キとフセガミという二つの里があった。
キの若き首領である鍔倉千雅也(つばくら ちかや)とフセガミの首領の息子、矢車野分(やぐるま のわき)。対立する二つの里の青年達は、とあるきっかけから言葉を交わす。
二つの里の融和という共通の目標を掲げた二人は、時とともに本物の兄弟のように絆を深めていくが……