月が厖と宵闇を照らす。歩道橋の上、少年がロングコートの男と対峙していた。にらみ合い、二人は微動だにしない。男の手にはひとふりの佩刀。少年-紅は、EME最強の拳銃使いを屠った刺客だと、瞬時に察した。非番時、ジャージ姿の紅は、相手の気に押され動くこともできず、ただ自らに問う。-どうすれば、生き残れる?生き延びられる?最強と呼ばれるEMEのエージェントたちが次々に謎の刺客に襲われる。襲撃者は刀の使い手だった。そして、その魔手は紅と黒部にも迫る。血煙るハイ・エッジ・アクション過去編第三弾。
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