ダライアス外伝の音楽はユング心理学の「元型論」をヒントにしてコンセプトが作られ、 そのコンセプトを軸として作曲された作品です。 メインテーマのVISIONNERZでは「目の前に真実はなく、真実は別のところにあるだろう」という歌詞をオペラの部分に歌わせています。 音楽自体の中に具体的なコンセプトを入れた、私の作品の中でも珍しい楽曲の一つだと思います。 一言で言えば、VISIONNERZは自我が崩壊していく様子を音楽化したもの、と言えるでしょう。 あなたが見ているものが本当は異なる姿をしていたら、1秒前まで当たり前だと思っていた真実の全てが実は真実でなかったら、 あなたは大きなショックを受けるに違いありません。 そして人々は冷静さを保つことが出来ずに、精神的な崩壊を始めるかもしれません。 そんな世界観を表現したものがVISIONNERZでありダライアス外伝の音楽なのです。 あなたが目にしたダライアス外伝という名のゲームは本当に存在したのでしょうか・・。