アカンサス

バナナオーシャン出身の花騎士。副業で木彫りの彫刻家をしており、数々の作品を生み出している。
個展を出せるほどの腕前を持っているようで、イベント内ではストレリチアやシロタエギクからも高評価を得ている。
傾向としては「不死（永遠に残る美）をテーマ」にしており、「人目を惹かない、シンプルな作品ではある（派手ではない）が、確かな力強さを感じる作品」とのこと。
アカンサス曰く、美しくない作品は作らないらしく、美しさに重点を置いて製作しているようだ。
世界中から作品が集まる大規模な展覧会に出展できる所を見るに、彼女の腕前は一級品なのだろう。
進化させるごとに、装束が豪華なものになっていく。開花させると成鳥になった木彫りの鳥を乗せているが、
現実に作るとなると職人技どころじゃない、神業を要求されるレベルらしい……。アカンサスの腕前には感服するばかりである。
更に彼女は彫刻刀を戦闘に転用し、戦闘中にも関わらず瞬時に作品を仕上げる技術を有している。現実にいたら人間国宝不可避である。
彫刻に使う材木はリリィウッドから輸出され、商業都市スカネを経由してブロッサムヒル中心街に運ばれているとの事。団長は形が美しいらしく、モデルとして彼女に徴用された事がある。芸術家らしく、美しいものを追求する。
ひとたび製作に打ち込むと、時間を忘れて朝まで彫り続けてしまうという欠点がある。このため花騎士の任務に支障が出る事も。
大きな展覧会に作品を出展する事になった時には、創作に没頭し過ぎて出頭命令に気付かなかった程。
このためクオリティはとても高く、どれ一つ取っても「世に出て恥ずかしくない」と断言している。キャラクタークエストによると、アカンサスには親しい友人が二人いたという。その友人同士が長い道のりを経て結婚する事になり、アカンサスは結婚祝いの彫刻を彫った。
しかし結婚式前日に害虫の襲撃を受け、友人たちが死亡するという理不尽な事態が発生。作品を手渡す事が出来なくなってしまう。
それからというもの、儚く散った友人たちへの手向けとして永遠に残る美しい物を目指して製作するようになった。根底にあるテーマは「絶望への反逆」「死に抗う」等。デビューを飾った緊急任務では、ブロッサムヒルの中心街で開かれた彫刻の展覧会に作品を出品していた。派手な作品が多数を占める中、
アカンサスの作品は地味だったせいで人目を集めていなかった。しかしシロタエギクやストレリチアからはその造形美を評価されている。
美しさに魅了されたストレリチアから購入すると言われ札束を積まれたが、展覧会が終わったら無料で差し上げると回答した。人間の鑑。
芸術祭の影響で害虫が増えているせいか、騒動に巻き込まれる。とはいえフォス街道でボートレースを観戦したりして、意外と楽しんでいる。デートイベントでは遂に過去最高の作品を完成させ、上機嫌の様子が見られる。その最高傑作の正体とは・・・。お名前の関係上、よく某芸人の「アカン！」や「アカーン！」発言と引っかけられる光景を目にするが、当然ながら特段の関係性は無い。