山辺弘

八鏡公立大学探検部副部長。探検部では象徴部長制をとっているので、面倒くさい雑務や、実際の探検などのすべてを取り仕切っている。
孤児。母親は弘を産んだ後、まもなく死亡。父親は探検家だったが、弘が5歳の頃、川野口昭雄とともにアマゾンの奥地を探検していたところ事故に遭い、死亡している。
その後、川野口家に引き取られ、昭雄は実の息子同様に接していたが、他の者たちからは厄介者扱いを受けていた。
そのせいで、自分が貰われてきたということに対し、強い負い目を感じている。
特にノブには子供の頃からいいように扱われてきたので、まったくもって頭が上がらない。
いつも彼女の無茶に付き合ってはひどい目に遭っており、彼女の乱暴狼藉の後始末をするのも、彼の役目。
傍からは貧乏くじを引かされているように見えるが、むしろ彼にとっては 「俺、役に立っている！」という充実感を味わえる数少ない機会なので、望んでそのような役目を買って出ている。自覚のないM。