澳城迪希

主人公・稜祁 恂（たかぎしゅん）の幼馴染で、佳城（かいじょう）市で最も影響力のある
澳城（おくしろ）家の一人娘。
惺鳳館（せいほうかん）学園の卒業生であり、現在は主人公と同じ十都川（とつかわ）大学に
在籍している。
今回、故郷の神社で行われる神事に巫女として参加するため、彼と共に町へ戻ってきた。

佳城市ほか県内全域のみならず、中央の政財界にも影響力を持つ名家である『澳城家』。
その一人娘として生まれた彼女は、周囲から大切に育てられて、また名家を継ぐ者として
ふさわしい教育を受けてきた。
そのため、周囲から「澳城の人間」と扱われる場面では、お嬢様然とした気品と態度を崩さない。
だが、幼なじみである主人公や気心の知れた友人の前では、年頃の女の子であるのは、
普通の人間と変わらない。

恂とは同い年ではあるが、彼女のほうが数週間前に生まれている。
それを理由して、恂に対しては年上のお姉さん的振る舞いを見せたがる。
どこか無理をしてでもお姉さんぶりたいのか、それが原因で空回りをしたり、
苦手な料理を手伝おうとして失敗することもしばしば。

恋愛については純真だが、恂に対しては無理に年上を演じて経験豊富さをアピールするが、
実際は雑誌でしか知識を得たことがなく、基本がウブなのでとたんボロが出てしまう。