ep.90 小っちゃいメモとでっかいお守り
时长:00:23:50 / 首播:2014-01-18
六太が次に月へ行く日本人に決まり、ビンスの控えとして新しい訓練を始めた頃、日々人はPD(パニック障害)を克服できたか確かめるための、復帰試験を受けようとしていた。
NASAの幹部たちが目を光らせる中、プールサイドで運命の時を待っていた日々人は、事前に六太から渡された『お守り』を見つめる。そのお守りとは、プリティ・ドッグの手鏡だった。手鏡は三面鏡になっており、肉球を押すとパカッと鏡が開く仕掛けになっていた。そしてそこには、六太からの小さなメッセージカードが入っていたのだ。
『調べてみたところ、PDの発作対策として、自分を客観視するといいらしい』
『客観視』という言葉に、日々人は子供の頃、六太と発見した出来事を思い出す。三面鏡で自分を見ると、誰かの目で見ているように感じられたのだ。この手鏡は、日々人にとってもってこいのお守りだった。
ついに入水の時——。
宇宙服を着た日々人は、管制官の指示でプールの中に沈んでいた。底に着いても発作はなく、出だしはうまくいったようだった。しかし、問題はこの後。
日々人は試験中ずっと監視され、ダイバーたちに囲まれ、動きづらい宇宙服の閉塞感の中、薄暗い水中で作業をするのである。今の日々人は、いつ発作が起きてもおかしくない状況だった。
そして、突然日々人の耳元で警報が鳴る。
トラブルが起きたと思わせるグリーンカードで、日々人のヘルメットのディスプレイに、『二酸化炭素濃度が上昇中』と表示されたのだ。トラブルを見越していた日々人は、慌てず正しい処理をする。
だが、なぜか警報が消えない。
実はさらに、NASA幹部・ゲイツによって、スタッフにも知らされていない、極秘の危険演出が行われていたのだ。鳴りやまぬ警報の中、平静を保とうと、努めてなにもないよう振舞う日々人。
『来んじゃねーぞ! PD野郎!』
焦りの中でふと腕を見ると、その視線の先には、六太に貰ったお守り『PDの手鏡』があり——?
六太が次に月へ行く日本人に決まり、ビンスの控えとして新しい訓練を始めた頃、日々人はPD(パニック障害)を克服できたか確かめるための、復帰試験を受けようとしていた。
NASAの幹部たちが目を光らせる中、プールサイドで運命の時を待っていた日々人は、事前に六太から渡された『お守り』を見つめる。そのお守りとは、プリティ・ドッグの手鏡だった。手鏡は三面鏡になっており、肉球を押すとパカッと鏡が開く仕掛けになっていた。そしてそこには、六太からの小さなメッセージカードが入っていたのだ。
『調べてみたところ、PDの発作対策として、自分を客観視するといいらしい』
『客観視』という言葉に、日々人は子供の頃、六太と発見した出来事を思い出す。三面鏡で自分を見ると、誰かの目で見ているように感じられたのだ。この手鏡は、日々人にとってもってこいのお守りだった。
ついに入水の時——。
宇宙服を着た日々人は、管制官の指示でプールの中に沈んでいた。底に着いても発作はなく、出だしはうまくいったようだった。しかし、問題はこの後。
日々人は試験中ずっと監視され、ダイバーたちに囲まれ、動きづらい宇宙服の閉塞感の中、薄暗い水中で作業をするのである。今の日々人は、いつ発作が起きてもおかしくない状況だった。
そして、突然日々人の耳元で警報が鳴る。
トラブルが起きたと思わせるグリーンカードで、日々人のヘルメットのディスプレイに、『二酸化炭素濃度が上昇中』と表示されたのだ。トラブルを見越していた日々人は、慌てず正しい処理をする。
だが、なぜか警報が消えない。
実はさらに、NASA幹部・ゲイツによって、スタッフにも知らされていない、極秘の危険演出が行われていたのだ。鳴りやまぬ警報の中、平静を保とうと、努めてなにもないよう振舞う日々人。
『来んじゃねーぞ! PD野郎!』
焦りの中でふと腕を見ると、その視線の先には、六太に貰ったお守り『PDの手鏡』があり——?
吐槽箱 6
#1 - 2014-1-19 00:17
A.one (https://bgm.tv/subject/467354)
#2 - 2014-1-19 16:46
mizudiwood💿 (23年小结→bgm.tv/blog/330004)
#3 - 2014-1-19 20:08
sophie (まだまだだね)
#4 - 2014-1-19 21:24
Collice (轻改的末日)
#5 - 2014-1-20 04:32
考拉球君。 (why。so。serious。)
#6 - 2014-1-20 20:41
S.Zer (沉默术力场)