素晴らしき日々 サウンドトラックCD

ep.2 夜の向日葵

时长: / 首播:
#1 - 2019-11-10 22:53
(命が赤潮)
「向日葵……」

何故か……夜空に伸びる向日葵を俺は見た……。
一瞬だけ……、
あの向日葵……、
いつか何処かで……、

「うん、もう夏なんだね……すっかり夏なんだよ……」


儚げなイントロから入り、安らかな音色を奏で続けるピアノ曲。
柔らかく、ほんの少し悲しげながら、どことなくノスタルジーを感じさせるその旋律は非常に人気が高い。

ゲームをスタートさせてプレイヤーが最初に耳にすることとなるBGMでもある。
ちなみに曲名に "夜" と付くが、夜の場面でしか流れないというわけではなく、
初めて流れる冒頭のシーンに至っては青空に太陽という真逆のシチュエーションである。

比較的耳触わりの良い本楽曲ではあるが、反してゲーム自体は非常に人を選ぶ作品となっており、
『夜の向日葵』というワードは作中でも大きな意味を持つものの、その意味を知るために本作をプレイするのはオススメしない。
理由として、本作がいわゆるエロゲと呼ばれるジャンルだという事にもあるのだが、そのうえ18禁描写がかなりマニアックなうえにハード。
シナリオ面でも評価は得ているのだが、哲学を主軸に置いており、クトゥルフ要素も絡むために小難しい話が多い。
また、ゲーム前半では電波系シナリオに展開する章があり、
その章を乗り越えたと思えば、今度はいじめによる陰鬱なシナリオという地獄のような文章を読み進めていかなければならない。
面白くなる後半までが非常に長く、『夜の向日葵』が本作でどういった位置づけであるのかという事も後半にならないと分からない。

そのため、ここでその意味を語ってしまいたいが、散りばめられた伏線を売りとするゲームであるためやはりネタバレは控えたい。
しかし、もし未プレイながらもこの曲のイメージの一端を知りたい方がいるとすれば、
「向日葵の道……向日葵が向く空に伸びる……あの大きな坂道を越えれば…… 」
そんな風景を想像しながら聴いて頂けると良いのではないだろうか。