2023-4-23 11:07 /
原文链接:https://web.archive.org/web/20071111224149/http://books.yahoo.co.jp/interview/detail/08249684/01.html

――冬目さんの作品は1コマ1コマの絵が印象的です。美大のご出身だそうですが、影響を受けた画家はいますか?
「絵画とマンガは違うと思っていますから、マンガ的に影響を受けた画家というのはいません。好きな画家はメジャーどころではグスタフ・クリムトとか、エゴン・シーレとか……。最も好きなのはホルスト・ヤンセンという版画家です。」

――なるほど。退廃的な美しさが『羊のうた』に通じるものがありますね。マンガ家になろうと思ったのはなぜですか?
「実は、学生時代から画家になろうとは思っていなかったんです。絵を描く仕事はしたいけど、画家はちょっと違う、と。イラストレーターでもないし、お話を考えるのも好きだったから、漠然とマンガ家かなと。」

――『羊のうた』は初めての連載だったそうですが、描くことになった経緯をおききしたいのですが。
「7年前、担当さんから『そろそろ連載を』という話があったとき、『思いきり救いのない暗い物語を描きたい』と言ってみたら、それがすんなり通ってしまったんです。」

――それが吸血鬼の話になったのは?
「それは多分、私も担当さんも吸血鬼ものの映画が好きだったからです。しかも、偶然にもキャスリン・ビグロー監督の『ニア・ダーク』という映画をふたりともビデオで観て知っていたのが大きかった。吸血のシーンがとてもきれいで、エロティックなんです。現代に吸血鬼を出すならこのイメージしかない、と。」


――他人の血を吸いたくなるのが心の病だというのは、面白い解釈ですね。
「その部分は、10年くらい前に本で読んだ、自分の体から血が失われてしまう強迫観念に囚われて、殺した被害者の血を飲むという残忍な犯行を繰り返した凶悪犯のプロファイルが元になっています。そのときは別にマンガに使うつもりはなかったんですけど、吸血鬼ものを描こうと考えたときに思い出しました。」

――興味をそそるタイトルですが、"羊"にはどういう意味がこめられているのでしょうか?
「特に意味は限定していませんが、なぜ"羊"なのかは最終巻で語られます。"羊"はいろんなものを象徴しているし、読むひとによってイメージするものは違うんじゃないかな。」

――周囲がマンションとか学校とか、現代日本のどこにでもある風景なのに、高城家の屋敷だけが伝統的な日本家屋である、という設定が非常に魅力的ですね。
「舞台を非日常の空間にしたくて。日本家屋はおもてはどんなに明るくても中にはいると薄暗いじゃないですか。暗い家に着物姿の髪の長い美少女が住んでいる、という設定はすらすらと出てきました。着物も非日常ですから、この奇妙な家にいるときは着物でなければならない、と。旧家の蔵の奧に閉じこめられているような雰囲気。横溝正史の金田一シリーズとかが好きなのでイメージが無意識に出たのかもしれません。」

――モデルになった建物はありますか?
「ふたつあります。ひとつは、かつて世田谷区烏山にあった母方の実家の建物です。小学校のころに解体してしまったんですけど、記憶にはっきり焼きついています。
 もうひとつは、連載を始めたころに住んでいたアパートの大家さんの自宅です。高城家のような桜ではないけど、庭には大きな木もあって、こちらは大家さんにお願いして写真を撮らせてもらって絵を描く上でずいぶん参考にさせてもらいました。
 実は単行本のカバーの見返しの写真も自分で撮ったものなんですよ。7巻だけは場所が違うんですけど。写真はあまり上手じゃないけど好きなんです。
 高城姉弟の父親の病院だった洋館。あれも東京都内某所にちょっと前まで実在した建物がモデルです。」
Tags: 书籍
#1 - 2023-4-23 13:45
(红色闭关 蓝色通常运转)
话说第2页内容能挖出来吗...
开头的冬目景头像图片是这张(往下拉)→https://web.archive.org/web/2007 ... /08249684/tachiyomi
#1-1 - 2023-4-23 22:26
RX-93
试了下,好像不行,点进去就显示“已终止服务”,暂时没找到其他方法

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