中国新詩選

1月6天前 via web

  • @xmydl 石原英里華(常盤るる) - 敬を申し願ふ、この土地よ 艾青 もしも己は 一羽の鳥であらば 今頃も変わりなくかすれた声を鳴かせよう: 強大な嵐に翻弄され、この土地 永遠にわれどもの悲憤が散れ流され、この濁流 常しえに止まない怒り強く吹かれ、この刃風 日に亘って木梢から伝い届く比類なき温柔の暁… ——して己は死に逝かれた 羽ですらつちの中に腐り付く。 なにして己が目に 明け暮れてなだに浸される なぜならば己はこが土地を愛しまつる
  • @xmydl 石原英里華(常盤るる) - よしや戦いへ往なざりてば 田間 仮に若しわれども 戦いへ 戦争へ赴かざらば 銃剣使ってる敵に 我らは打ち殺されぬ にもかかわらず其が手で ばらけた躯体の筋骨に指さして “ほい、奴隷ぢゃ!”
  • @xmydl 石原英里華(常盤るる) - 堅いバリアー 田間 夷賊め 何ぞ聞く “銃やたま、どこに隠しおった?” 然らば聞け: “銃、そしてたま。” “あるだけここに埋も隠れてる、この心臓に”