2023-9-12 22:04 /
原文地址 https://www.bookbang.jp/review/article/761473
原标题
「中二病」は正しく使えば武器になる! 元ニートのベストセラー作家が明かすヒットの理由
句子前带———的为新潮社一方的提问
以下汉化文本使用bing ai进行翻译 对话人名会标粗体

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现在,有一本非常畅销的书。这本书是今年5月出版的《世界上最透明的故事》(新潮文库nex),它凭借口碑和社交媒体上的评论引起了轰动,发行量很快超过了28万册。

从封面看,这本书像是一部清新的青春小说,但出版方却断言“绝对不能电子化”,因为这本书有一个只有用纸质书才能体会到的谜题,是一部带有强烈悬疑元素的故事。

主人公是一个二十岁的男性,故事从他父亲去世的地方开始,但这个父亲是一个非常有个性的人物。他是一位大师级的悬疑作家,虽然已婚,却是一个不折不扣的花花公子。主人公是他不伦之子,没有得到承认,由母亲一手抚养。

这个主人公开始寻找他已故父亲最后写的遗稿,这就是故事的内容。但为什么这本书会成为畅销书呢?我们从曾经过着尼特生活的作者杉井光先生的话中,探寻一下这本书的魅力。
いま、売れに売れている本がある。今年の5月に発売された『世界でいちばん透きとおった物語』(新潮文庫nex)は口コミやSNSでのレビューが評判を呼び、発行部数があっという間に28万部を超えた。

表紙を一見すると、爽やかな感じの青春小説のようだが、発売元が「絶対に電子化はできません」と断言するように紙の書籍でないと味わえない謎解きがある、ミステリ要素の強い物語だという。

主人公は二十歳の男性で、彼の父親が亡くなったところから物語は始まるのだが、この父親が非常にクセのある人物なのだ。大御所のミステリ作家であり、妻帯者にもかかわらず大変なプレイボーイだった。主人公は不倫の末に生まれ、認知もされずに母親の手で育てられた。

この主人公が、亡き父が最期に執筆していたという遺稿を探し始める話なのだが、なぜこれがベストセラーとなっているのか? かつてニート生活を送っていたこともあるという著者の杉井光さんの言葉から、人気の秘密を探ってみる。
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“肯定会死得很惨吧”,这样想过的创意

――这本书有一个令人惊讶的设定,我听说了这个评价,所以从头到尾都很注意细节,但最后还是没能解开谜题,被结局震惊了。您是怎么想到写这样一部作品的呢?

杉井:作为原始体验,我小学生的时候读过父亲书架上的一本悬疑小说。我想那应该是我第一次读悬疑小说吧,那是我一生中最惊讶的一本书。这个经历一直留在我的心里,成为了作家之后也一直想着,有朝一日能让读者像那样惊讶一下。

另外,我以前就对书有一些疑问,一直很在意。具体是什么问题我不能说出来,因为会泄露剧情,很抱歉。就是用那个问题作为设定,写成小说吧,去年春天左右我突然想到了,就开始写作了。

――写作花了多长时间呢。

杉井:从开始写作到完成初稿大约花了两个半月。

――啊(惊讶)。对于这样一个布满了设定和巧妙安排的作品来说,这是非常快的速度啊。

杉井:开始写作之前,我也有点怕,“肯定会死得很惨吧”。我也想过要不要放弃写作,但是如果我不写,这个创意可能就会从历史上消失了,我就觉得一种奇怪的责任感,觉得只能写下去了。

一旦下定决心开始写作,其实没有想象中那么难。真的,就是单纯地写而已。

不过,在确定故事的情节,也就是剧情之前,还是一直很痛苦。光有设定是不够的,读者不会被惊讶到,“嗯”,就这样结束了。设定必须和故事紧密联系,谜题揭开的时候,设定也揭开。而且,这两个必须密切相关,才能有趣,所以想起来很难。

所以,主人公灯真(とうま)是小说家的儿子,他的母亲是校对者,疏远的父亲是小说家,在去世之前,这些人物的设定也是为了实现设定而决定的,有很大一部分是用逻辑推理出来的。
「死ぬほど大変だろうな」と尻込みしたアイディア
新潮社――驚きの仕掛けがある本、という前評判があったので最初から細部に注意を払って読みましたが、とうとう最後まで謎を解き明かせず、結末に驚かされました。どうしてこのような作品を書こうと思ったのですか。

杉井:原体験 として、小学生の頃に父親の本棚にあったあるミステリ作品を読んだ経験があります。僕にとって初めてのミステリ作品だったと思うのですが、今までの人生で一番驚いた一冊だったんです。この経験がずっと心に残っていて、作家になってからも、いつか読者をあれくらい驚かせてみたいと思い続けていました。

 また、以前から本について、気になっていたことがあったんです。何が気になっていたかはネタバレに繋がるので伝えられず心苦しいのですが、それを仕掛けに使って小説にしてみるか、と昨年の春くらいに思い立って執筆を始めました。

――執筆にはどれくらいの時間が掛かりましたか。

杉井:執筆を思い立ってから初校を書き上げるまでは、2か月半ほどです。

――えっ(絶句)。仕掛けが張り巡らされたこの作品にしては、もの凄いスピードです。

杉井:書き始める前は、「死ぬほど大変だろうな」と尻込みもしていたんです。書くのはやめておこうかなという考えもチラつきましたが、自分が書かないとこのアイディアは歴史から消えるかもしれないと思うと、謎の義務感を感じてしまって、書くしかないなと。

 いざ覚悟を決めて書き始めたら、実際は思っていたほど大変ではなかったですね。本当に、ただ書くだけでした。

 しかし、物語の筋であるプロットが決まるまでは苦しみの連続でした。ただ仕掛けがあるだけでは読者は驚いてくれず、「ふーん」と思われて終わるだけですよね。仕掛けがちゃんと物語とリンクしていて、謎が明かされた時に仕掛けも明かされる。そして、その2つが密接に関係している、という構造でないと面白くはならないので、考えるのが大変でした。

 だから、主人公の燈真(とうま)が小説家の息子で、その母親は校正者で、疎遠の父親は小説家で亡くなっていて、という登場人物の設定も、仕掛けを実現するにはどうしたらいいのか、理詰めで決めていった部分が大きいですね。
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还有一个没被谁发现的“秘密”! 能发现的人是……

――这本书里有很多设定和巧妙安排,从开始写作到最困难的事情是什么呢。

杉井:在转换故事场景的时候,我做了一些工夫,这是从开始写作到最困难的事情。其实,这部分还没有被谁发现呢。我做了什么工夫呢,如果有人发现了就太厉害了。可能不是写文章的人就不会发现。可能是写小说的人,或者以写文章为职业的人,或者经常以写文章为爱好的人,也许能发现……

不过,反正读者也不会注意到这么细微的地方吧,如果能自然地读下去就好了,我是这么想的(笑)。

――从5月1日出版以来,还有一个没被谁发现的“秘密”! 负责编辑也没有发现呢,真想让大家去找找看呢。

杉井:包括这部分在内,为了配合设定而写作,所以一开始还是很困难的。故事前半部分有很多可能性,所以写作速度也提不上来。想啊想啊……。但是后半部分就不同了,渐渐地选择就减少了,所以写作速度也加快了。

要埋下很多伏笔才行,但是埋下伏笔成功之后,要做的事情就减少了,所以慢慢地就轻松起来了。

――写作遇到困难的时候怎么转换心情呢。

杉井:转换心情是做不到的。去吃饭啊,在网上看看啊,玩玩游戏啊,看看漫画啊,虽然说是转换心情,做了各种事情,但是这样就能继续写作的例子是没有的。

写不出来的时候,就只能一直呻吟着盯着屏幕,直到能写为止。其实这是最好的方法。我做作家十几年了,写不出来的时候的“灵丹妙药”是没有的。

而且,去转换心情的话,就会耽误写作,而且要恢复到写作的状态也要浪费时间,所以基本上都是白费。总之,写不出来的痛苦就只能忍受,一直呻吟着才是“最高效率”的。
まだ誰にも指摘されていない“秘密”があった! 気付けるのは…… 
新潮社――たくさんの仕掛けと工夫が詰まった一冊ですが、執筆を始めてから一番大変だったことは何でしたか。

杉井:話の場面転換を行う時に、ある工夫をしているのですが、書き始めてからはそれが一番大変でした。実は、この部分についてはまだ誰にも指摘されていないんです。どういう工夫をしているのか、もし気付いた人がいれば凄いと思います。文章を書く人でないと気付かないかもしれない。小説を書く人だったり、文章を書くことを仕事にしていたり、趣味でよく文章を書いている人だったら、もしかしたら気付けるかも……。

 まあ、でもこんな細かいところまで読者は見ないでしょうし、気付かれずに自然に読んでもらえた方がいいなと僕は思いますが(笑)。

――5月1日の発売以来、誰にも気付かれていない“秘密”があったとは! 担当編集者も含めて気付いていなかったそうなので、ぜひ探してみてほしいですね。

杉井:この部分も含め、仕掛けに沿うように書かなければいけなかったので、最初のうちは結構行き詰ることもあったんです。話の前半部分はいろいろと展開に可能性があるので、執筆速度も上がらないんです。考えて考えて……。でも、後半になると、だんだん選択肢が減っていきますから、執筆速度も加速しました。

 書かなきゃいけない伏線はたくさんあるのですが、その伏線を埋め込むのに成功していくと、やらなきゃいけないことが減っていくので徐々に楽になっていきましたね。

――執筆に行き詰った時はどう気分転換しているのですか。
杉井:気分転換は、できないんです。メシを食いに行って、ネットを見て、ゲームをして、漫画を読んでと、気分転換だと自分に言い聞かせていろいろやってはみるんですけど、そうやって次に進めたためしがないんです。

 書けなくなったら、書けるようになるまでじっと唸って画面を見つめているしかない。結局それが一番でした。作家生活を十数年していますが、書けない時の“特効薬”は、ないんです。

 それに、気分転換に行ったらその分原稿を書くのが遅れるし、原稿にテンションを戻す時間もロスするので、ほぼ無駄なんです。結局、書けない苦しみは甘んじて受けて、唸り続けるのが“最高効率 ”ですね。
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如果正确使用,“中二病”就能成为武器

――杉井先生在高中毕业后经历了打工族和尼特族的生活,是吗。

杉井:我高中毕业后就靠在便利店和麻将馆打工维持生活。我一直怀揣着成为专业乐手的梦想,在业余乐队里弹键盘,但是没有成功……。乐队解散后,我就成了尼特族。

那时候,有一个高中时期同一个社团的女生,在毕业后在东京的向岛当艺妓,一边写纯文学,一边投稿给《文学界》(文艺春秋)。我看过她的作品,就知道了“有小说新人奖这条路”。

我从小就喜欢幻想故事,就想着也试试这条路,开始写作。那是22岁左右的时候吧。大约5年后,用《火眼的巫女》获得了新人小说奖“电击小说大奖”(第12回)银奖,2006年作家出道了。

其实,我最初投稿的作品也进入了KADOKAWA的一个小奖的最终评选。因为是很小的奖,所以没有分配编辑,甚至没有联系我,我是看到杂志上才知道的(笑)。

这成了一种成功体验,让我“误会”了一下,能够继续投稿。如果没有这个的话,可能很早就放弃了吧。毕竟,第一轮淘汰是很难受的……。“进入了最终评选”,把这个成功体验记在心里,咬紧牙关,每年写一部作品投稿给“电击小说大奖”。我读过《布吉波普不笑》(电击文库),受到了很大的冲击,想要投稿给能出版这样非主流作品的奖项。

――为什么要坚持非主流作品呢。

杉井:这是“中二病”的原因吧(笑)。

除了觉得自己很特别之外,还有一种看不起主流作品的感觉,你们知道吧,就是那种感觉。我在乐队里的时候也是这样,不写情歌,必须写有转调的歌曲之类的规定。

虽然很羞耻,但是如果失去了这颗心,就不能做作家了。如果“正确”使用,“中二病”就能成为作家的武器,所以虽然很羞耻,但是我现在也还保留着。
正しく使えば「中二病」は武器になる
――杉井さんは高校卒業後にフリーターやニートを経験しているそうですね。

杉井:僕は、高校卒業後はコンビニや雀荘でのアルバイトで食いつないでいました。プロデビューという夢を抱えてアマチュアバンドでキーボードを弾いていたんですがモノにならず……。バンドが解散してからはニートになっていました。

 その頃、高校時代に同じクラブだった女子が、卒業後に東京の向島で芸者をしながら純文学を書き、『文學界』(文藝春秋)に投稿していたんです。その作品を読ませてもらっていたので、「小説新人賞って道があるのか」と知れました。

 昔から物語を夢想するのも好きだったので、この道もあるなと自分でも書き始めました。それが22歳くらいの頃かな。約5年後に『火目の巫女』で新人小説賞の「電撃小説大賞」(第12回)銀賞を受賞して、2006年に作家デビューできました。

 実は、僕の一番最初の投稿作品も、KADOKAWAの小さな賞の最終選考に残っているんですよね。すごく小さな賞だったので、担当編集がつくどころか連絡すらなく、雑誌に載っているのを見て気付いたくらいなんですけど(笑)。

 それが一種の成功体験になって“勘違い”を生んでくれて、投稿生活を続けることができました。これがなければ、相当早い段階で諦めていたんじゃないかな。やっぱり、一次落ちは心に堪えるので……。「最終選考に残ったんだ」という成功体験を胸に歯を食いしばって、年に一作書き上げて「電撃小説大賞」に応募し続けました。『ブギーポップは笑わない』(電撃文庫)を読んで衝撃を受けたのですが、このようなメインストリームでない作品を出版してくれるレーベルの賞に応募したかったんです。

――どうしてメインストリームでない作品にこだわったのですか。

杉井:これは、「中二病」だと思います(笑)。

 自分は何か特別だという思いに加えて、メインストリームを馬鹿にするような感じ、あるじゃないですか、そういうの。バンドをやっていた時も、ラブソングは書かない、必ず転調する曲を書くとか決めていましたし。

 恥ずかしくもあるのですが、この心は失くしたら作家としておしまいだと思うんです。“正しく”使えば中二病は作家として武器になるので、恥ずかしいですが、今でも捨てずに持っていますね。
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卖出80亿册就全部剧透

――作品成为畅销书,产生了很多读者,有没有印象深刻的感想之类的。

杉井:我没想到会卖得这么好,非常感谢大家,并且大家都说“读完透明了”,这让我非常高兴。这正是我的目标。还有,“恶心”啊,“恐怖”啊之类的感想,好像是恐怖小说一样,这也让我很高兴。

好像有很久没读书的人啊,或者中学生、高中生之类年轻而不怎么读书的人也在读我的书。如果我的作品能像我的原始体验一样,给某些人带来冲击的悬疑小说,我就真的很高兴了。

如果还有打算读我的书的人,我希望你们能“不要事先知道任何情报”地读一下。

――下一部作品之类的计划有吗。

杉井:下一部作品是不是还不知道,但是我打算写这部作品的续集。我会努力,明年出版。

我很喜欢这部作品里的“编辑侦探”雾子(きりこ)和新人作家、侦探助手灯真这样的搭档,想要珍惜他们,扩展他们的活跃场面。

在那之前,关于这本书的剧透就不要了……不,卖出80亿册就全部剧透!(笑)

***

剧透要等到销量达到地球总人口……。这是个有梦想的话题,但是路还很长,所以对于设定和秘密感兴趣的人,还是早点读完比较好。
80億冊売れたら全部ネタバレします

――作品がベストセラーになり、多くの読者を生み出すことになりましたが、印象に残った感想などはありますか。

杉井:こんなに売れると思っていなかったので非常に有難いですし、みなさん「読んで透きとおりました」って言ってくれるのがすごく嬉しかったです。それが、まさに僕の狙いでしたので。あと、「気持ち悪い」とか「怖い」とか、まるでホラー作品かのような感想もあったんですけど、それも嬉しく思います。

 読書を久しくしていない方だったり、中高生など若くてあまり読書しない方も読んでくれているらしいので、喜んでいます。僕の原体験のように、この作品が誰かに衝撃を与えるミステリになれば本当に嬉しいです。

 もしこれから読んでくださる方は、ぜひ「事前知識なし」で読んでみてください。

――次回作などの予定はありますか。

杉井:次回作かは分かりませんが、この作品は続編を書こうと思っています。頑張って、来年に出します。

 この作品で僕が気に入っている、“編集者探偵”の霧子(きりこ)と新人作家で探偵助手の燈真というバディを大切にしながら、彼らの活躍を広げていきたいです。

 それまでは、この本に関するネタバレはなしで……いや、80億冊売れたら全部ネタバレします!(笑)

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 ネタバレは地球の総人口に売上が届いたら……。夢のある話だが先は長そうなので、仕掛けや秘密が気になる方はさっさと読んでしまった方が早そうだ。
Tags: 书籍
#1 - 2023-9-13 11:11
(当你长大,会成为绝望者、失败者与被诅咒者的拯救者吗? ...)
与其说是中二病,不如说是某种强迫症吧……