2021-5-3 23:48 /
星すら無い夜空を
九重染めて ・・
[魍魎](むしたち)の饗宴
今 始めよう

蟲を喰らい毒を交え
閉ざされた[餌箱](ハコ)の中
蟲宿りし 九つ 宴を乞う

[此処](こ)は[戦場](いくさば)
死が芽吹き 命は摘まれゆく
虹色混ざりて一つに成る

重なる視界の[終世](ついのよ)で
歪んだ[極彩色](しきさい)
蟲毒に舞う

視よ 視界と世界と
拡がる[可能性](みらい)
その眼開き羽ばたけ
[Nの瞳](えぬのひとみ)
祈りよその願い
絶望の対岸(むこう)
今虹色超えて
紡ぐは蟲ノ目たれ


肉喰らい糸重ね
黄色い繭の中
終末の引き金 闇夜を喰む
青い刃 千の線 破滅の征服者
橙重ねて 鋼と織る

闇色[生命](いのち)は群れ集い
咲き還る[桃色](たういろ)
白寄り添う

視よ 紫影揺らめいて
生まれる影
操り糸 蜘蛛の巣
支配の緑
肌滑る蜻蛉は
赤く空染めて
さぁ蟲ノ目開けて
夜空鮮やかに 世界の[窓](え)

視よ 視界と世界と
拡がる[可能性](みらい)
瞳開き放つ
[Nの瞳](マルチモニター)

煌びやか星空を九重染め
宴も[闌](たけなわ)夜が明ける
最後の蟲ノ名だぁれ

重なる視界視て
蟲ノ目開いて

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