—あらゆる愛と勇気を讃えよう。

時々思うが、もしかすると、人生とは、現実と少しずつ恋に落ちて、やがては失恋に至るという長い長い旅ではないかと。
始めはその美しさと味わったことのない甘さに惚れ、これぞ我が運命と心の中で叫んで、我を忘れて相手のもとへ一心に赴く。
中盤は疲れ果てて、本当にこれでいいのかと躊躇し、損得を考え直す。
そうやって、ある日突然、別れようと、嫌でも消せない思いが頭をよぎる。これがますます抑えなくなって、二人は遂に悲しい別れに辿ったのだ。
そして最後、涙と苦痛の靄から抜け出して、負った傷を癒した後、あれはようやく悟ったーーまあ、こんなもんかと。いわゆる釈然といられる。
ここで、一つ質問をーー我々が求めたのは、一体何なのか。
愛?繋がり?それとも眩しい記憶?
否、その中心にあるのは、やはり自分しかない。
世界との触れ合いはどんな時でも認識するに過ぎない。その上、手に入れた真実をもとに自分を構築する、つまりあらゆる行動は自我に繋がる。
  • Bangumi 2020-3-6 加入

/ 青井ひかり的时间胶囊 ...more