両親も友達も趣味もない、何もない少女だった小熊が、スーパーカブと出会って、もうすぐ1年。礼子・椎と今までよりも少し賑やかな毎日を過ごす彼女は、高校3年生になる。友達と一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしか出来ないアルバイト―カブは小熊の生活を変えた。「私はどこにでも行ける」東京の大学への進学を決め、新天地に思いを馳せる小熊だったが、大学生活は“バイク禁止”とわかり…。「私にとって、スーパーカブってなに?」小熊が選ぶ、カブとのこれから。“少女×バイク”青春小説第3弾!
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