COVER WHITE 男が女を歌うとき

「徳永英明 / CAN YOU CELEBRATE?」
ブームの立役者でもある徳永英明の最大ヒットカバー『VOCALIST 3』（2007年）から、安室奈美恵の最大ヒット曲を収録。大人のセカンド・プロポーズにも聴こえるのが興味深い。
「槇原敬之 / 春よ、来い」
槇原敬之の『Listen to the Music』（1998年）より松任谷由実のミリオンヒット曲。ファンならではの愛情ある歌唱が特徴的だ。
「平井 堅 / わかれうた」
『Ken's Bar II』（2009年）にて、中島みゆきの70年代No.1ヒットを、平井堅がスピッツの草野マサムネとデュエット。二人の絶妙なハーモニーで男達の挽歌のように響くから不思議だ。
「つるの剛士 / M」
つるの剛士『つるのうた』（2009年）から、シングルB面ながら絶大な人気のプリンセス・プリンセス「M」。つるのは、この曲で『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦』の優勝経験を持つ。
「石井竜也 / 異邦人」
石井竜也『nipops』（2003年）から、1979年末～80年初に大ヒットした久保田早紀の「異邦人」。ダイナミックな歌唱で、楽曲のドラマ性がより鮮明に。
「山崎まさよし / Sweet Memories 」
山崎まさよし『COVER ALL HO!』（2007年）から、シングルB面から大反響でA面となった松田聖子の大ヒットを収録。アカペラの伴奏と芳醇な歌声でウイスキーが恋しくなる。
「中西保志 / ハナミズキ」
中西保志『スタンダーズ2』（2007年）より、一青窈のロングヒット曲をセレクト。まろやかな歌唱が人気で、カバーアルバムを4作発表（2010年10月現在）。
「稲垣潤一 / 元気を出して」
薬師丸ひろ子（さらに竹内まりやもセルフカバー）の80年代エールソングの決定番を稲垣潤一版で収録（初収録は2009年、シングル「クリスマスキャロルの頃には」のカップリング）。稲垣は、デュエット・カバーという新境地を編み出したことも話題だ。
「河口恭吾 / PIECE OF MY WISH」
河口恭吾『君を好きだったあの頃』（2007年）から、今井美樹の初ミリオンヒットを収録。同アルバムでは90年代の名曲がしっとりとカバーされている。
「STARDUST REVIEW / オリビアを聴きながら」
STARDUST REVUEの『ALWAYS』（2008年）から、杏里のデビュー曲をアカペラ・カバーで。緻密なハーモニーはLIVEでも大人気だ。
「佐藤竹善 / サヨナラ」
佐藤竹善『ウタヂカラ～CORNERSTONES 4』（2007年）から、GAOの最大ヒット曲を。乾いたボーカルが、原曲が持つロードムービー的な風景をも映し出している。
「松崎しげる / 何度でも」
松崎しげる『Yes We Can!!』（2009年）より、DREAMS COME TRUEのアッパーな楽曲を収録。後半での松崎のハイトーンボイスは圧巻。
「MOOMIN / 夏をあきらめて」
MOOMIN『Adapt』（2006年）より、サザンオールスターズがアルバムで発表後、研ナオコがカバーして大衆に広がった「夏をあきらめて」。ラテン・テイストが傷心を優しく癒すようだ。
「布施 明 / 駅」
布施 明『Ballads II』（2009年）より「駅」を収録。同作は、中森明菜がアルバム『クリムゾン』で発表し大ヒット後、竹内まりやがセルフカバーし、有線・カラオケでもヒット。布施版では、大人の郷愁を伴ってさらに深遠に生まれ変わっている。
「中西圭三 / さよならの向う側」
中西圭三『結晶』（2002年）より、山口百恵の現役時代ラスト・シングル曲を収録。中西の耳なじみの良い高音は、本作のラストをしっとりと締めくくる。