ep.39 父、西郷隆盛
时长: / 首播:2018-10-21
明治2年、隠居し薩摩で穏やかな日々を過ごしていた西郷隆盛(鈴木亮平)は、奄美大島から9歳になる息子・菊次郎(城桧吏)を薩摩に引き取る。しかし、菊次郎は継母となった糸(黒木華)とその息子・寅太郎にも遠慮し心を開かない。一方、明治新政府は版籍奉還など急激な改革を進め、不平士族や農民たちの反乱が各地で起こっていた。そんな時、大久保利通(瑛太)は従道(錦戸亮)に、隆盛を上京させるよう説得させる。
ついに下野した隆盛は、故郷・薩摩へ——。
すっかり昔の吉之助に戻ったかのように見える日々の中で、どうしても背負わずにいられなかった「影」がありました。それは、明治維新を遂げるための戦で亡くした人々の思い。吉二郎だけじゃなく、敵も、味方も、すべての死者の魂を背負いながら「あれだけの犠牲をはらって国を変えたことは正しかったのか?」と自問自答する隆盛がいます。
時代を変えて終わりではなく、そこから作りあげることの苦しさや覚悟を、西郷さんも大久保さんもみんな背負っていたんだろうと気づかされます。そこにあるドラマをぜひ味わっていただきたいです。
そして、ここからの見どころのひとつは、息子・菊次郎の目線から見た父・西郷隆盛が描かれること。「距離感」を大事に表現した父と息子の物語にも、ぜひご期待ください。
明治2年、隠居し薩摩で穏やかな日々を過ごしていた西郷隆盛(鈴木亮平)は、奄美大島から9歳になる息子・菊次郎(城桧吏)を薩摩に引き取る。しかし、菊次郎は継母となった糸(黒木華)とその息子・寅太郎にも遠慮し心を開かない。一方、明治新政府は版籍奉還など急激な改革を進め、不平士族や農民たちの反乱が各地で起こっていた。そんな時、大久保利通(瑛太)は従道(錦戸亮)に、隆盛を上京させるよう説得させる。
ついに下野した隆盛は、故郷・薩摩へ——。
すっかり昔の吉之助に戻ったかのように見える日々の中で、どうしても背負わずにいられなかった「影」がありました。それは、明治維新を遂げるための戦で亡くした人々の思い。吉二郎だけじゃなく、敵も、味方も、すべての死者の魂を背負いながら「あれだけの犠牲をはらって国を変えたことは正しかったのか?」と自問自答する隆盛がいます。
時代を変えて終わりではなく、そこから作りあげることの苦しさや覚悟を、西郷さんも大久保さんもみんな背負っていたんだろうと気づかされます。そこにあるドラマをぜひ味わっていただきたいです。
そして、ここからの見どころのひとつは、息子・菊次郎の目線から見た父・西郷隆盛が描かれること。「距離感」を大事に表現した父と息子の物語にも、ぜひご期待ください。