正義の味方

ep.5 結婚追い出し作戦

时长: / 首播:2008-08-06
槇子(山田優)と直紀(向井理)の挙式の日取り、式場などが決まる中、突然、中田家に直紀の両親の克夫(平泉成)と里美(山口いづみ)が挨拶に訪れる。槇子は、直紀とデートの真っ最中で留守。容子(志田未来)と五郎(佐野史郎)は緊張でうろたえるが、春子(田中好子)は、ありのままを見てもらおうと自然体で2人を迎え入れる。ベランダにはためく洗濯物や出しっぱなしの五郎の趣味の鉄道模型、床の容子の赤点答案用紙は、そのまま。だが、容子らの心配をよそに、克夫と里美は、結納の話を始める。

 ところが、五郎ら3人が直紀の両親の話で盛り上がる夕食後、酔って帰宅した槇子がいきなり結婚は止めた、と言い出す。式場をキャンセルしろ、という言葉に、容子は槇子の本性が直紀にバレたと思い、それを一緒に隠した自分も同罪だと考えて、気が重い。だが、容子が図書館で偶然出会った直紀は、「僕の責任、槇子さんは悪くない」と答えたのだった。  結婚中止の理由が分からない容子は、格式ある良川家が探偵を使って調べ、完璧な槇子以外のことが問題になったのではないかと不安にかられる。事情を明かして陸(本郷奏多)の部屋に上がり込んだ容子は、隣の直紀のベランダをのぞき込む。そして、そこに『MAKIKO』と書かれたカヤックのパドルを発見した容子は、直紀がまだ槇子を愛していると気付いた。
 槇子が仕事を辞めたいと春子に告げた翌日、居ても立ってもいられない容子は、直接直紀に会って、結婚中止の理由を問い質す。すると、直紀は、思いもしない話を始めた――。

直紀の赴任先がパリではなくアフリカのドンボ共和国という政治的にも安定していない危険な国に変更になったのだと言う。槇子を危険な国には連れて行けないと直紀は自分から結婚を白紙にしたいと言い出したのだった。家に帰った容子は槇子にその事を報告する。
 翌日、政務省で槇子はドンボに転勤になった人は手当てが高く、ドンボ御殿が建つという噂を聞く。そんな時、中田家に直紀の両親が再び訪ねてきた。克夫は直紀の赴任先がドンボになったが、是非結婚して、槇子にも一緒にドンボへついて行って欲しいとお願いしにやって来たのだ。それを聞いた五郎は危険なところへ嫁には行かせられないと揉めているところに、慌てて直紀がやって来た。克夫に勝手な事をしないでくれと口論しているところに、更に槇子が帰ってきた。そして槇子は「私、直紀さんと結婚します!」と宣言。
 結婚式場をキャンセルしてしまっていた容子に、槇子はもう一度同じ日に予約を入れるように命じる。
容子が結婚式場にやってくると、すでに予約が入ってしまっていた。必死に頼み込むが、予約を入れたカップルが今、引き出物の打合せに来ているので無理だと断られる。仕方無く槇子に報告すると、槇子が結婚式場に乗り込んできた。そしてカップルの前で結婚式の同じ日に殺人事件があり、それ以来枕元に花嫁の幽霊が現れる・・・と容子と槇子で一芝居うつと、カップルは慌てて予約をキャンセル。まんまと槇子が結婚式の予約を入れることができたのだ。

 そして迎えた結婚式当日。家族と職場の仲間から祝福を受け、幸せそうな槇子と直紀。そこへ新婦になるはずだった女性が現れた。嘘がバレた!と容子は慌てるが、逆に「ありがとうございます!」とお礼をいわれてしまう。事情を聞くとその女性の相手は結婚詐欺師だったことが分ったのだというのだ。こうして、また槇子の悪事が他人に幸運をもたらしたのだ。
  ドンボ共和国に出発する直紀と槇子を見送る為、成田空港に中田家と良川家の皆が集まった。別れを惜しんでいるところで出発時間がやってきた。直紀が「それじゃ、行ってきます」と言うと、「いってらっしゃい!」と手を振る槇子。びっくりしている一同。行かないの?と訪ねる容子に槇子は「行かないわよ、私は!」そして、実家で直紀の帰りを待っていることにしたというのだ。  容子は知ったのだ、当分自由は訪れそうに無い事を・・・。

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