風林寺隼人 风林寺隼人

梁山泊の長老。美羽の祖父。「無敵超人」の異名を持つ我流の達人。一人称は「わし」。
年老いてなおも筋骨隆々の巨体を誇る飄々とした老人。生涯無敗で、梁山泊の中でも豪傑中の豪傑。その強さはまさに地上最強。「人手裏剣」「亡心波衝撃」など計108つの必殺技を持つ。「力が強さではないように、強さが必ずしも勝利とは限らない」が口癖。
豪放磊落な人物で熟達された人格に加え、老成に達した者が持つ独特のユニークさを併せ持つ。まさに人生経験の塊のような人物であり幾多の方面で円熟の極みにある（ただし機械類に関しては疎い）。
戦闘力はまさに地上最強。本来の実力を0.0002%（50万分の1）に抑えた状態でも、弟子級の実力では到底太刀打ちできない超人的な実力者で、鮫や熊を素手で瞬殺したり、瞬間移動したり、海上を走ったり、空を飛んだりとその超人ぶりを度々発揮している。
かつて拳魔邪神ジュナザードと引き分けた。ジュナザードからティダードの秘法を学んだ事があり、元々は親密な関係だった様子も描かれているが、現在は双方ともに距離を置いている。ジュナザードからの呼び名は「じっさま」。
決して弟子をとらないことで有名だが兼一に対しては彼の心意気に触れたのか秘伝の技を伝授している。修行に関しては秘密主義であり開始当初は修行者本人もこれがどのような修行なのか理解仕切れていないケースが多い。
DオブDにおいて、主催者承認の上で我流X（20歳）に変装し年齢を偽って出場していた選手、呂塞五郎兵衛を排除、梁山泊チームと実戦の中で秘伝を兼一と美羽に授けた後、自身は棄権した。この我流Xはイーサンとの決戦前夜においても登場し、兼一が万全の状態で闘えるように一晩中、0.0001％組み手を行なった。また沖縄の"闇"の拠点襲撃時には米軍を陽動する役目を率先して行なった。
かつては一人で生きている時期も長く、孤高の道の果てを見てきたらしい。過去に息子である砕牙の側にいてやれなかった後悔から、幼い美羽を連れて武者修行（世直し）の旅をしていた時があり、今も気が向くと一人でどこかに放浪の旅に出てしまう。世直しの噂を聞きつけた民衆からはその強さと無法者を成敗する義侠から鬼を喰らう武神として敬仰されていた。
鳥獣戯画の臨写（模写）が好きで、梁山泊の逼迫した経営状態にもかかわらず美羽に内緒で高い金を払って集めている。それを知った兼一の記憶を亡心波衝撃（他人の記憶を操作する技）によって消去したりと、隠蔽工作に余念がない。
唯一の家族である孫娘の美羽に深い愛情を持っており、盗撮しようとする剣星のカメラを破壊したり、美羽と兼一が二人でどこかに行くと顔色を変え「美羽の夫になるにはわしを倒すこと」が最低条件と述べる。一方で兼一と美羽の仲を認めており、兼一と自身の若い頃はよく似ているらしく、梁山泊の弟子としても相応しいと評価している。