2020-8-1 09:22 /
搬运自阿宽的博客。
原文地址:https://ameblo.jp/kanku0901/entry-1261281318

完成したようだ。
まずは安堵したい。

この作品が、事実上師匠の遺作だ。
この作品が完成する前に、あの事件は起こったらしい。
監督以下多くの担当スタッフを失い、続行が危ぶまれたが、残ったスタッフで何とかしたという。

感謝したい。

誰もが解っていると思うが、この作品の舞台はあの1スタがモデルだ。
さぞ煩悶しながら絵に起こしただろう。
この作品の多幸感の裏に、沢山の悲しみや痛みが隠されている。

スタジオが燃えても、制作者が死してもなお、作品は生き残り、そして生き続ける。
そのドキュメントを歴史に刻印しただけでも、この作品の意義は大きい。

心配していた作画も乗り切った。
海の躍動感も『ポニョ』にさえ負けてないだろう。

しかし、ひとつ気になったのが、ギーが海の「真実」を教えようという描写だ。
あそこだけ、時折空気が変わる。多幸感に満ちた世界観が崩れかける。
「楽しい事と悲しい事は、裏と表だ」
ちょっと、解釈に苦しむ。ていうか迷う。

「海は怖いけど、ボク行かなきゃ!」
師匠は最後、何を伝えたかったのだろうか?