私の下僕くん“4” ～プルトの場合～

うちのパパとママは共働きでいつも忙しかった。
ある日、パパが美しい翼のはえた少年が描かれた
素敵な絵画をプレゼントしてくれた。
“私が一人でお留守番している時に寂しくないように” って。
あれ以来、その絵は大切に部屋に飾っている。

今日も残業を終えて何とか帰宅、
いつも通り、食事を済ませシャワーを浴び、ベッドへ。
ほっと一息ついて目を閉じると……不思議な声が聞こえてきた。

「あんたの願いをかなえる……」って。
そっと目を開くと、私の前にはあの翼の青年。