青の軌跡5 ペルソナ・ノングラータ

惑星連邦西域辺境エリア所属ツアルノルテ共和国のクナル前哨基地の領空通過申請を、連邦ZF事務次官.凱に代わって三四郎にさせる、という凱の思いつきで三四郎が凱のふりで応対する茶番劇が始まる。カイは反対するが押し切られてしまう。前回の事件で自分がイシスであったということを知らないカイ。精神的な負担を考えると…カイに余計なことを悟られない為に凱の苦肉の策なのだ。三四郎の茶番はうまくいったのだが会談を要求され、下船した凱。だが会談を終え、戻ってきたシャトルに凱の姿はなかった。囚われてしまったようだ。今後について相談するクルー４人。一方凱はイザク.ファティサーリ大佐に監禁された後、更にもう一度誘拐されたらしい。現れたのはザナと名乗る女。ザナは三四郎という男を捜しているという。粛清と制裁を与えるためだと。カイとサンドラが前哨基地へ招待された。そして…潜入する三四郎。凱を救出するために。旧式のＤＮＡ認証タイプの生体識別装置のせいで、前哨基地では近衛凱と認識され混乱する大佐たち。ザナを使って凱を監禁していたのはマジェラ司令官だった。それを知ったイザクとマジェラの愛憎。辺境の政治的問題と、三四郎の過去の傭兵時代の因縁とが絡んで、凱救出は困難を極める。