Perfect Collection Ys II

Perfect Collection Ysに続いて、Ys2の全曲アレンジ版も立て続けにリリースされた。(初回版に限って、ピクチャーレーベルだった。)CDとしての形態は、前回の物と同じで、米光氏のDisc1と、そのほかのアレンジャーのDisc2によって構成されているものだ。

「Perfect Collection Ys」の米光氏のアレンジが特に良かったので、今回のアレンジでは特に「凄い!!」と思った場所はありませんでした。(ファンの方、すいません。)
Disc2は、複数のアレンジャーによる競演。こちらには、Ys1の時とは曲の雰囲気を変えてアレンジをされたニューエイジ。あと、ヴォーカルバージョンでしょうか。Endless Historyほどのインパクトはありませんが、こちらの「Smile Again」も良い曲だった。やっぱり南翔子さんの歌はいいですね。
アルバムのラストは、この作品全体の中でも特にハードロックなJ.D.K.BANDによる2曲だ。二枚に渡ってずっと聴いてきたのなら、恐らくこの時点で、一時間半近く経っているはず。少し頭の中が緩みはじめた頃に、この「RUINS OF MOONDORIA」は丁度いい眠気覚ましになってくれるでしょう。だが、次のTOO FULL WITH LOVEは、曲調どおりのバラードとなっているので、せっかく醒めた頭がまた眠りに入ってしまうかも。

本作と、前回のパーコレイース1は、正にファルコムレーベルの名盤のうち一つです。早くFMSとして再販されるのをひたすら待ちましょう。CD再版の決定権はファルコムサイドにあるのだから。