ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・すりー 小说

健一は唸っていた。
「ご、う、こ、ん……」
自分がつきあっている彼女・千夜子の前で合コンに誘われても。
あんまり興味はないし、たいていは上手くいかないと思うけど。万が一、合コンに楽しい女の子たちとの出会いが待っていたとしても。
行くとも、行かないとも言えないわけで。
刻也の彼女――鈴璃の好きな男と嫌いな男。健一のおっちょこちょいで恋に恋するクラスメイト・ツバメの合コンでの話。女の人たちは週に何回ひとりＨするのか―等々。人生の深くて難しい問題には、答は出ないものの、それぞれの心の中で降り積もる。
本編では語られないエピソードを健一だけでなく、さまざまなキャラクターたちの視点から切り取った短編集第３弾！