天津亜衣 天津亚衣

天神子守衆の使命を背負い鬼獣淫界と戦う、双子の姉妹の姉。
天女の血を受け継ぐ天津家に生まれ、病弱の母であった天津夢衣は、亜衣と麻衣の姉妹を産むと、使命を終えた様にこの世を去る。
桐畑太夫の弟である父も、夢衣を追う様に短命な生涯を終えた。
物心がつく前に両親が他界した姉妹は、義祖母にあたる幻舟に引き取られ、愛情に溢れる幻舟に手塩にかけて亜衣は育てられた。
幼い頃から負けん気が強く、思うようにいかない稽古を意地になって体得するなどし、武道に励んできた。

時が過ぎ、神道系の私立天神学園に通う女子高生となった亜衣は、
凛々しい姿から麻衣と共に、学園の生徒達から憧れの的となり、
所属する弓道部では、天神奉納弓試合にも出場するほどの弓の名手である。

汚されてはいけない使命の天神子守衆であり、天女のように清楚な乙女で美しい身体の亜衣は、
誰もが目を引くようなすらりとした美脚と腰の辺りまで長く伸びたポニーテールが特徴である。
その美脚を見せるようなミニスカートを制服姿で履いていることからも、大胆で校則にもとらわれない自由奔放なところがあり、
天神子守衆にとって主のような存在の鬼麿にも見境なく厳しく当たる。

性格は、非常に気が強く、身代りを買って出るほど責任感が強い。
男に声を掛けられても無視する筋金入りの男嫌いな亜衣は、勝ち気で男には絶対負けたくない負けず嫌いである。
男勝りな性格からも大雑把な所があるが、言葉遣いなどは女性的で、礼儀正しくとてもしっかりしている。
亜衣にとって大切な存在である妹の麻衣には、とても優しく妹想いの優しい姉である。
また、勘の鋭い亜衣は、鬼獣淫界の仕掛けに違和感を感じたりと、洞察力にも優れている。

幻舟から天津家の使命を聞かされた後、天女の羽衣と梅の枝を授り、
神通力で縮小させた羽衣は、髪を結ぶリボンとして身に付けている。
その後、天神羽衣一の舞を会得し、羽衣伝説を継承した亜衣は、
鬼麿を巡り、鬼獣淫界の者と激しい戦いを繰り返しながら、次々に登場する淫鬼を倒し鬼獣淫界から目の敵にされてゆく。
そして、鬼獣淫界の者に囚われた後、最高の生贄と称され数々陵辱を受けるが、
絶望的な状況でも決してあきらめず抵抗し、気丈な性格から強靭な精神力で快楽を感じないように屈辱的な陵辱を耐え忍ぶ。
羽衣の舞で変身した亜衣は、凛とした姿で得意の弓で矢を放ち、邪悪な鬼共を射る。