ゆき

美穂に飼われている白いうさぎ。 美穂を 「ご主人様」 と呼び、懐いている。
普段は徳永家の神社境内の中や庭などでぴょんぴょんと跳ねているか、昼寝しているか、美穂からニンジンをもらって喜んで食べているか しかしていない、グータラうさぎ。
肉付きのよいお腹を真弥によく揉まれており、文句を言いつつも、その指使いの気持ち良さに毎度ゆきは悶えている。

神としての名は 『因幡の白兎』 で、代々の大黒天に仕えてきた従神。
真弥たちのような現代に生きる人に資質が宿った神ではなく、古より個を保っている珍しい神。
しかし過去については忘れていることが多く、今のところ、もこもこしていて触ると気持ちいいただの喋るペット、という扱いしかされていない。

「真弥様は、うちのおなかを触るクセがありますね」